【文化時報社提供】お盆に迎え火・送り火を行う老人ホーム

※文化時報2022年5月17日号の掲載記事です。
葬儀専用の「静堂」を備える介護付有料老人ホーム「ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジⅠ」(川崎市宮前区、定員112人)は、葬儀だけが特徴ではない。「終の住処(すみか) 」を追求した結果、お盆には迎え火・送り火まで行う。

岩佐茂支配人は「ホームで亡くなった方にとっては、ホームが自宅ですので、自宅と同じようにお盆行事を行い、故人をしのんでいます」と語る。

「メモリアルホール」も

迎え火・送り火は、ホームの玄関先で行う。

焙烙(ほうろく=素焼きの小皿)におがら(皮をむいた麻の茎)を載せて火を付ける。傍らには、精霊たちの乗り物として、ナスの牛やキュウリの馬を供える。
いずれもホームのスタッフが作っており、参加人数が多いので、家庭のものよりは少し大きめにしている。
入居者は1フロア(37人)ごとに計3回実施。はじめにホームのスタッフが迎え火・送り火について口上を述べ、その後・・・

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