※文化時報2021年11月1日号の掲載記事です。
黄檗宗大本山萬福寺(京都府宇治市)は、倉庫となっていた旧茶店を、ギャラリーとカフェを兼ねた「香福廊(こうふくろう)」にリニューアルした。若手芸術家に一定期間アトリエと居住環境などを提供した上で、参拝者へ向けて作品の制作過程を公開。現代アート市場の活性化を図る狙いだ。(高田京介)
萬福寺は、来年迎える開山・隠元禅師350年大遠諱記念事業の一環で、法堂や伽藍堂など計4カ所を整備。境内の修復事業に伴い、各堂内に納められていた諸仏像を収蔵する倉庫として、昨年まで旧茶店を用いていた。
今後の活用を検討する中、現代芸術の支援の一環で、芸術家に長期滞在してもらって交流や創作環境の向上を図る「アーティスト・イン・レジデンス」と呼ばれる・・・
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