※文化時報2022年12月20日号の掲載記事です
介護にまつわる悩みやわだかまりを分かち合う介護者カフェ=用語解説=について、普及に努めている浄土宗総合研究所は、他宗派の寺院にもノウハウを提供する方向で検討を始めた。
2023(令和5)年度の新規プロジェクトとして採用されることを目指す。
介護者カフェの開催が地域社会にどのような影響を与えるか、宗派を超えて実例を集め、研究する狙いがある。(大橋学修)
浄土宗は介護者カフェを13(平成25)年に試行し、20(令和2)年から宗の事業として本格的に推進している。
全国47教区に開催寺院を置くことを目標に定めており、今年度末までに27カ寺が開く見通しとなっている。
総合研究所は、これまでに開催している介護者カフェが、社会福祉協議会や地域包括支援センターの協力を得ながら、地域やお寺の特色に応じて多様な形で発展していることに着目。
介護者カフェによって、地域社会と寺院の関係性がどう変化するかを調べることにした。
また、開催によって仏教全体に対する社会的信用の底上げにつながっている点にも注目。
浄土宗に限った例ではないことを実証するため、他宗派の寺院にも介護者カフェを開くよう呼び掛けるという。
すでに、開催を希望する臨済宗僧侶から打診を受けており、プロジェクトが採用されれば、支援員の派遣などによって、サポートする。
開催支援の仕組み充実
浄土宗が行う介護者カフェの支援事業は、年1回のペースで研修会を開き・・・
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