※文化時報2022年9月23日号の掲載記事です。
大阪府柏原市の地域密着型通所介護事業所(デイサービスセンター)「きょうこちゃんち」は、法衣を着た僧侶を、ボランティアとして迎え入れている。
経営する白石京子さんが「利用者に喜ばれる」と考えたからだという。
訪問しているのは、市内にある浄土宗安福寺の大﨑信人住職。肩ひじ張らずに利用者と接している。(大橋学修)
「オショーいらっしゃい。コーヒーはホット、アイス?」白石さんの明るい声が飛ぶ。
「きょうこちゃんち」では、敬語を用いない。
「家庭内で敬語を用いることはないから」と白石さんは話す。名前もニックネームで呼び、大﨑住職も「オショー」と呼ばれる。
大﨑住職が訪問するのは、午後1時30分ごろ。檀信徒宅に月参りに行った帰り道に立ち寄る。
昼食後のレクリエーションタイムで、利用者と共にゲームや介護予防の体操などを行い、一緒におやつを食べる。
大﨑住職が、利用者と打ち解けられるのは、自身も一人の施設利用者という意識で参加しているからだという。
話し相手になろうと身構えず、自然体で振る舞っていた。大﨑住職は「利用者の方が楽しめることだけを考えている」と話した。
「みんなお坊さん好きよ」・・・
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