【文化時報社提供】子どもも高齢者も支え合い 西照寺介護者カフェ

※文化時報2022年6月17日号の掲載記事です。

 大阪市天王寺区の浄土宗西照寺(正木唯真住職)は6日、「てらともカフェ」と題した介護者カフェ=用語解説=を初めて開いた。お寺の中で〝寺友〟をつくってほしいとの願いを込めた取り組み。介護に直接関わる人だけでなく、寺子屋や語学教室など、西照寺で行われる他の行事の参加者も顔を見せ、福祉関係者からは「いろいろな人が、ケアラーをケアしてくれた」との声も聞かれた。(大橋学修)

参加したのは、ボランティアで子どもたちの学びの場「寺子屋Teller(テラー)」を運営する大阪教育大学1年の岸崎泰成さんや、正木住職の知人で大人の語学教室「Panda英語アカデミー」を開く大西里美さんら約20人。いずれもお寺という場の持つ魅力を知っている人たちだ。

 この日は、東京都健康長寿医療センター研究所の岡村毅(つよし)医師が「認知症ケアの最前線」と題して講演。続いて、運営に協力する天王寺区社会福祉協議会や地域包括センターの職員らがファシリテーターを務め、介護への思いを語り合うグループトークを行った。

 子育て中の女性が・・・

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