【文化時報社提供】復興へ 福島の春④故郷に帰れぬ遺骨

※文化時報2021年1月18日号の掲載記事です。写真は長安寺福島別院でお勤めをする横山住職

「104人預かっている」

再建に向けて歩みを進める寺院がある一方、福島第1原子力発電所事故から10年がたとうとする今も、元の場所に戻れない寺院は少なからずある。

真言宗豊山派の長安寺(横山周豐住職)は、福島県浪江町の旧津島村地区に立地し、帰還困難区域に含まれている。福島第1原発からは25㌔㍍ほど離れているが、風で運ばれた放射性物質が地区全体を覆った。寺院だけでなく、檀信徒も誰一人帰還できていない。

元々は山岳信仰の寺院で、江戸初期の1632(寛永9)年の創建と伝わる。檀信徒の多くが避難する中通り地区で法務を行おうと・・・

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