※文化時報2021年6月7日号の社説「有事の智慧と平時の心」の全文です。
政府が東京や大阪、京都など9都道府県に出していた緊急事態宣言の期限を、20日まで再延長した。菅義偉首相は5月28日の記者会見で「たび重なる延長は大変に心苦しい」としながらも、感染者数の減少に向けて「以前より長い時間を必要としている」と語った。
感染力の強い英国型やインド型の変異株が急速に広がっているのが背景にあることは分かる。それでも、大型連休中に「短期間に集中して感染を抑え込む」としながら、ずるずると宣言を引き延ばしてきた見通しの甘さに・・・
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