[第一回] 釈→小出さん「苦悩するお寺」 〜仏教井戸端トーク〜

 

  釈徹宗(しゃく・てっしゅう)

 

今回から、小出遥子さんとの往復書簡という形で「テラ未来予想図」が始まりました。

小出さん、お久しぶりです。以前お会いしたのは、池田市の正福寺さんでしたでしょうか。もう一年以上前ですね。その後、活動の展開や変化などはありましたか。そのあたりもぜひお聞かせください。

さて、「テラ未来予想図」などといったタイトルなのですから、“日本仏教の伝統寺院の将来像を語り合うのがテーマ”であろうと思われます(担当の増田さんは、タイトルだけは設定したので後はお好きなように、という方針のようです……)。しかし、自分が住職をしている如来寺の未来予想図も描けないのに、日本のお寺について私が何かを述べることなどできるのでしょうか。はなはだ行き先不安で不透明な思いを抱えながらの連載開始となりました。でも、小出さんと多角的に語り合うことで、何か出てくるかもしれません。よろしくおつき合いください。

おそらくこの往復書簡では、「現代社会・現代人はどの方向へと向かっていくのか」といったマクロな視点と、「さまざまな寺院や仏教者たちの取り組み事例」といったミクロな視点の双方を語り合うことになるのではないでしょうか。

その前に、まず私としましては、寺院が抱えるいくつかのジレンマを率直に書くところから始めてみようかと考えています。

                  ⬇︎

                  ⬇︎

                  ⬇︎

 

         続きの記事を読みたい場合はこちらから読むことができます。

 

 

 

関連記事

  1. 2024年 第四回コラム じつは身近な 仏教用語 PART3

  2. 2024年 第十五回コラム  仏教用語 

  3. 【プレスリリース】新型コロナウイルス感染症拡大によるストレス対策のため、無料でお寺のお坊さんにオンライン相談できるサービス、お寺で「相談の窓口」を開始いたします

  4. 第三十五回コラム「仏教語について〜四字熟語編〜 Part5」

  5. 第41回葬儀・法要コラム「故人が年金受給者の場合」

  6. 第七十二回コラム「仏教用語について part14」