【文化時報社提供】500人を爆笑させる介護エンターテイナー

介護エンターテイナー®の石田竜生さん(39)は「人生のラストに『笑い』と『生きがい』を」をモットーに、エンターテインメント性の高いオリジナルのリハビリ体操を全国で行っている。

過去に開催した介護予防イベントには500人を動員し、参加者を笑いの渦に巻き込んだ。お笑い芸人でもあり作業療法士でもあるという異色のキャリアで、レクリエーションに一石を投じ続けている。

石田さんは1983(昭和58)年生まれ。転勤族の家庭で育った。

子どもの頃からひょうきんな性格で、発表会では前に出て周りの人たちが笑ってくれる姿を見るのが好きだった。

中学・高校生活を富山県で過ごし、大学は新潟県へ。兄と姉が看護師ということもあり、医療現場に関わる作業療法士の道を選んだ。

一方で、「お笑い芸人になりたい」という夢もあった。大阪の吉本総合芸能学院に入学し、漫才コンビを結成。

充実した日々だったが、パート勤務だった作業療法士の仕事と両立していくことに、中途半端さを感じていた。

30歳になって、ボランティアで介護施設のレクリエーションを行った時のことだ。お笑い芸人というだけあって、笑いを交えた体操はその場で一気に盛り上がった。子どものように無邪気に笑う入居者を見て「お笑い」と「リハビリ」はつながると確信した。

 介護施設では・・・

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