※文化時報2022年10月21日号の掲載記事です。
大阪府立東住吉支援学校(甲斐俊夫校長、大阪市東住吉区)のPTAは12日、「災害への備えと助け合いの輪づくり」と題し、特別支援教育学習会を開いた。
浄土宗願生寺(同市住吉区)の大河内大博住職と小西かおる大阪大学大学院教授(災害看護学)を講師に招き、障害のある子の保護者と教職員約20人が参加。講演とワークショップで防災への意識を高めた。(主筆 小野木康雄)
講義に立った大河内住職は「お寺が行政と防災に関わる事例は、全国的に広がっている」と指摘。
自身は医療・福祉関係者との協働や訪問看護ステーションの開設を進めるうち、災害時に医療的ケア児=用語解説=を受け入れられないか検討を始めたと語った。
その上で「『困っている』という声を届ければ、反応するお寺がきっとある」と強調。
お寺は畳敷きのお堂や庭などの資源と、檀家や地域とのネットワークがあるとして、「お寺ができること、お寺にしてほしいことを、皆さんから伝えてほしい」と呼び掛けた。
小西教授は、災害発生直後から時系列を追って何が起きるのか、自分が何をすべきかをイメージすることが大切だとアドバイス。「頼みたいことと頼めないことを整理して・・・
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