※文化時報2022年12月13日号の掲載記事です。
障害のある子やひきこもりの子の面倒を親が見られなくなる「親なきあと」をテーマにした「親あるあいだの語らいカフェ㏌城興寺」が4日、京都市南区の真言宗泉涌寺派城興寺(上原慎勢住職)で開かれた。
障害のある当事者や家族、支援者ら11人が参加し、不安や悩みを分かち合った。
文化時報社が設立した一般財団法人「お寺と教会の親なきあと相談室」(小野木康雄代表理事)が協力する事業で、今回が3回目。参加者らは、心の琴線に触れる言葉だけを記して吉凶を占わない城興寺オリジナルの「小指みくじ」を引いて和んでから、僧侶や支援者らと語り合った。
知的障害を伴う自閉症の長男(18)を連れて参加した京都府京田辺市の藤井克則さん(59)、真弓さん(53)夫妻は、親なきあとに関するさまざまな専門家の意見を聞いた上で参加したが、「改めていろいろな話を聞けて良かった」と、ほっとした表情を見せた。
克則さんは・・・
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