※2021年4月19日号の掲載記事です。
京都の法衣店が、学習塾をお寺に誘致する活動を始めた。寺子屋としての機能を回復させたい寺側と、人間教育を重視している塾側の思惑が一致。今月、2カ寺で相次ぎ開校した。保護者を含めて、お寺に入ることへのハードルを下げる狙いもある。(大橋学修)
いい影響、集中力つく
母親の自転車から降ろされた年長クラスの男児は、物おじすることなく、自分からすたすたと本堂へ上がり込んだ。9日に開校した「花まる学習会」明覺寺教室(京都市下京区)。体験教室で1度来たことのある子どもだった。
柱本惇住職は「子どもは柔軟。『行ったことがあるお寺』と思って・・・
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