【文化時報提供】お寺を国有化、年内めど 浄土宗と中国財務局

※新聞掲載前(2020年9月8日)の速報記事です。

宗教法人の解散手続きが進む浄土宗金皇寺(こんこうじ)(島根県大田市)について、境内地などの法人所有資産の国有化が年内に完了する見通しとなったことが8日までに分かった。8月24日付で、中国財務局松江財務事務所が国有化するための条件を提示。鐘楼と山門の撤去は求めた一方、本堂と庫裏は現状のまま国有化する方針を示した。宗は月内に撤去を始め、譲渡に向けた最終手続きに入る。

金皇寺は、檀信徒数減少などによって財務状況が悪化。住職が2013年に死去し、後継者の確保や堂宇の維持が困難と判断した檀信徒約20戸が、15年に宗教法人の解散を決議した。

しかし、約12万平方㍍に及ぶ土地・建物の処分ができず、解散手続きを進めることができなかった。

全日本仏教会の戸松義晴理事長らが・・・

 

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