※文化時報2020年8月1日号の掲載記事です。
臨済宗東福寺派の善福寺(京都府舞鶴市)に、安産の御利益で知られる平安時代の木造地蔵菩薩坐像(子安地蔵尊)が、3年間の保存修理を終えて帰山した。7月23日に行われた開帳法要には檀信徒ら30人以上が参列し、3年ぶりの対面を喜んだ。
子安地蔵尊は高さ約133センチ、ヒノキ材の一木割矧造=用語解説=。胸の薄い体や柔和な表情に、平安時代の仏師、定朝=用語解説=の影響がうかがえる。
内部に見つかった銘文から・・・
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