※文化時報2022年12月20日号の掲載記事です。
大阪市住吉区の浄土宗願生寺(大河内大博住職)で12日、5回目の親なきあと相談室が開かれた。障害のある子を連れた親子や支援者、僧侶を含む8人が来訪。
たわいのない世間話をしたり、障害の受容を巡るつらかった経験を分かち合ったりし、和やかな午後のひとときを過ごした。
8月を除く毎月第2月曜にまちの保健室、介護者カフェと同時開催している。
一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室(小野木康雄代表理事、京都市下京区)の理事やアドバイザーが相談員として参加しており、この日は前回同様、障害のある子のいる藤井奈緒理事と小迫孝乃アドバイザーが担当した。
初めて参加した大阪府豊中市の清元由美子さんは、30代の自閉症の息子がいる。「行政の制度からこぼれ落ちた人が、行き場がなく困っているケースは多いと思う。
お寺がすくい取るような場所になってくれれば」と話した。
浄土宗銀山寺(大阪市天王寺区)の末髙隆玄住職は、来年2月開講の第4期「文化時報 福祉仏教入門講座」を受講する。
「かなり勉強になった。皆さんのお話を聴いて、自分も活動をしなければならないと思った」と語り、親なきあと相談室の開設に意欲を示した。
藤井理事は・・・
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