2024年 第十五回コラム  仏教用語 

何気ない日常会話に潜む仏教用語

 

私たちは、日常の生活の中でそうとは知らず仏教用語を使って話しをしていると言います。同じ意味で使われているものもあれば、まったく異なる意味として使われるものもあるようです。

本来の意味を知ると、その言葉を深く感じることができますし、なぜその言葉が使われるようになったかの由来を知るとさらにその言葉自体にも納得できるかもしれません。

この記事では、筆者や、筆者の身近にいる人たちとの何気ない会話から仏教用語をご紹介していこうと思います。今回は、筆者の愛犬とのやりとりです。

「うろうろする」

あっちへ行ったりこっちへ行ったりする様子を言いますが、「うろうろ」は漢字で「有漏」と書くそうです。漏れるものが有るという意味で、煩悩のことだそうです。「うろうろする」とは本能や欲求に翻弄されている様子ということになるでしょうか。ちなみに、煩悩がないことを「無漏(むろ)」と言うそうです。

「頂戴」

仏教の教えや経典などを、頭の上にのせ頂くことで、最高の敬意を表す行為のこと。

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