【文化時報社提供】お寺で「まちの助産師」産前産後の居場所に

※文化時報2022年10月14日号の掲載記事です。

 

浄土宗願生寺(大河内大博住職、大阪市住吉区)で3日、産前産後の女性を支援する「まちの助産師」が開設された。

天子(てんし)助産院(同市住之江区)代表の笹倉千香恵さん(41)ら助産師の有志が、願生寺の協力を得て立ち上げた。毎月第1月曜の午前中に開き、出産や育児にまつわるさまざまな悩み相談に乗る。(大橋学修)

産前から出産・育児に至る間、母親は多くの悩みを抱えるが、継続的に見守りながらそれぞれの女性に適したアドバイスをできる人は少ない。

笹倉さんらは、地域の助産師ならその役割が担える上、ふらりと立ち寄れて地域の中心にあるお寺なら、若い母親たちが安心できる居場所にふさわしいと考えた。

「まちの助産師」では、産前から母親と交流しながら、出産や育児の不安を和らげる。

家庭内の悩みなど、さまざまな話が出ることを想定。時間があれば、願生寺と共に活動するボランティア団体「こども食堂にじっこ」が提供する昼食の弁当を食べながら歓談する。

助産師の藤井悦子さん(45)は・・・

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