※文化時報2022年9月23日号の掲載記事です。
大阪市住吉区の浄土宗願生寺(大河内大博住職)で12日、月に1度の「親なきあと」相談室が開かれた。まちの保健室と介護者カフェの開催に合わせ、当事者に気軽に来てもらおうという2回目の試み。落ち着いたお寺の空間で、障害のある子の親たちが、同じ立場の相談員らとじっくり語り合った。
障害のある子やひきこもりの子の親が面倒を見られなくなる「親なきあと」の問題に、宗教者が対応できるよう、文化時報社は昨年10月、一般財団法人「お寺と教会の親なきあと相談室」(小野木康雄代表理事)を設立。願生寺は相談室支部を設けている。
この日は前回同様、同財団理事の藤井奈緒さんと、アドバイザーの小迫孝乃さんがスタンバイ。
いずれも障害のある子の母親とあって、訪れた当事者たちは涙と笑いを交えながら、日々の出来事や苦労、子育ての喜びなどを分かち合った・・・
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