【文化時報社提供】障害のある子へお金を残すには セミナーで解説

障害者の親やきょうだいなど親族の立場にある専門家たちでつくる一般社団法人「親なきあと」相談室関西ネットワーク(藤原由親・藤井奈緒代表理事)は3月28日、大阪市立青少年センター(大阪市東淀川区)で第27回セミナーを開いた。

「徹底的に事例紹介シリーズ第1弾 障がいのある子のお金編①」として、実際のお金の残し方に関する講義があり、約20人が学びを深めた。

講師は外資系金融機関に勤務する同ネットワーク相談員の芳賀久和さん(48)と坂本岳之さん(50)。

芳賀さんには、知的障害を伴う自閉症スペクトラム障害の双子の息子が、坂本さんにはダウン症の一人っ子の息子がいる。

講義は坂本さんが質問し、芳賀さんが回答するQ&A形式で話が進んだ。

「障害のある方の収入はどれぐらいですか?」との問いには、障害の程度に応じて支給される障害基礎年金と、就労先からもらえる工賃または給料の目安を例示。

就労の有無や就労先によって異なるものの、月額約8万1千円が基本になると指摘した。

「障害のある方にかかるお金はどれぐらいですか?」「障害のお子さんへのお金の残し方をおしえてください」といった支出や相続に関する質問には・・・

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