【文化時報社提供】緩和ケア行う僧侶兼医師「看取りは僧侶の役割」 

※文化時報2022年4月22日号の掲載記事です。

 日蓮宗大光寺(名古屋市東区)の村瀬正光住職は、二つの病院で勤務する緩和ケア医でもある。かつてはビハーラ僧=用語解説=がいることで知られる長岡西病院(新潟県長岡市)で、緩和ケア部長を務めていた。「医師は治らないことを伝えなければならないが、それだと患者は『見放された』と感じる。心をケアする存在が大切」。緩和ケア病棟で活動する宗教者が必要だと指摘する。(大橋学修)

 大光寺の跡取りとして生まれ育った村瀬住職は、最初から医師や僧侶になろうと考えていたわけではなかった。

 高校時代の成績が優秀で、勧められるままに藤田保健衛生大学医学部(現藤田医科大学、愛知県豊明市)に入学。医師の資格を得た後、岐阜東濃厚生病院の勤務医になった。

 転機となったのは30歳を迎えようとした年だった。日蓮宗では、得度を受けてから一定期間を経過すると、教師資格が取得できなくなる。師匠に相談すると・・・

                           ⬇︎

                             ⬇︎

                             ⬇︎

                続きの記事を読みたい場合はこちらから読むことができます。

                    文化時報 購読のご案内

1923(大正12)年に創刊しました。特定の宗教・宗派に偏ることなく、神社仏閣や教団関連の多彩な情報を発信しています。

かつては伝統教団や寺院住職向けの「業界紙」でした。

しかし現在は、宗教教団・宗教者が手掛ける学校教育や医療・福祉、関連業者の動向も掲載。宗教関係者の情報収集に役立つのはもちろん、宗教に関心のある専門職や、神社仏閣のファンにも読み応えのある紙面をお届けしています。

発行は毎週火曜日・金曜日の2回です。購読をご希望の方は下記のURLからお申し込みできます。

                   https://bunkajiho.co.jp/subscription.html

文化時報の新しいウェブメディア「福祉仏教 for believe」

 https://fukushibukkyo.com/

こちらの記事は株式会社 文化時報社 様 から許可を得て転載させていただいております。

【寺院向けはこちらまで】

お寺の窓口掲載   http://oteranavi.com/templeform/

仏具、白衣、足袋、法衣鞄、書籍などの必需品はこちら   https://otera-market.com/

関連記事

  1. 【文化時報社提供】拝観料は食料支援 寺宝初公開 スキ

  2. 【文化時報社提供】孤立防ぐコロナ対策を

  3. 【文化時報提供】福島が生き方変えた 原発事故の避難者支援は今

  4. 【文化時報社提供】日本の宗教界は、タリバンを注視すべきだ

  5. 【文化時報社提供】病院併設の老人ホームがまさかの不人気

  6. 【文化時報提供】盗難仏を展示 “奥の手”使う博物館の困った事情