【文化時報提供】オンライン法要に「参列」できるか

※文化時報2020年9月26日号に掲載された社説「オンラインで参列できるか」の全文です。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、宗教者がオンラインで行う法要や行事を紙面で扱うのが当たり前になった。当初こそ物珍しさも手伝って、テレビ会議システムの画像を掲載していたが、毎回同じような構図になってしまうため、最近はどんな写真を添えるかが思案のしどころとなっている。

記事もしかりだ。リモート開催というだけでニュースになる時期はとうに過ぎた。取り上げる場合は、オンラインのくだりよりも、法要や行事そのものの内容に字数を費やす。

一つ頭を悩ませているのが「参列」という表現である。オンライン法要への参加は、果たして参列と言えるのだろうか。

辞書には、参列とは「式や行事などに参加し、列席すること」(デジタル大辞泉)とある。額面通りに受け取ると、席に連なるわけだから、実際の場にいなければ参列したとは言えなさそうだ。

ただ、テレビ会議システムには参加者が表示される機能があり、これを仮想空間で列席していると見なせば、「オンライン法要に参列した」と表現できるとも考えられる。

本来は、言葉の問題ではないのだろう。参列したと受け入れられるかどうかという「私」に立ち返る問いであり、より端的に言えば、実際の法要と同じように「ありがたい」と感じられるかどうかである。

葬儀にも、オンラインの導入が進む。式場にカメラとパソコンを置き・・・

 

                             ⬇︎

                             ⬇︎

                             ⬇︎

                  続きの記事を読みたい場合はこちらから読むことができます。

                     文化時報 購読のご案内

1923(大正12)年に創刊しました。特定の宗教・宗派に偏ることなく、神社仏閣や教団関連の多彩な情報を発信しています。

かつては伝統教団や寺院住職向けの「業界紙」でした。

しかし現在は、宗教教団・宗教者が手掛ける学校教育や医療・福祉、関連業者の動向も掲載。宗教関係者の情報収集に役立つのはもちろん、宗教に関心のある専門職や、神社仏閣のファンにも読み応えのある紙面をお届けしています。

発行は毎週月曜日・木曜日の2回です。購読をご希望の方は下記のURLからお申し込みできます。

           https://bunkajiho.co.jp/subscription.html

こちらの記事は株式会社 文化時報社 様 から許可を得て転載させていただいております。

関連記事

  1. 【文化時報提供】今年こそ戦争を考えよう 戦後75年の特殊性

  2. 【文化時報提供】比叡山麓 ほら貝の音なき一斉托鉢

  3. 【文化時報提供】盗難仏を展示 “奥の手”使う博物館の困った事情

  4. 【文化時報提供】「親なきあと」考える 障害ある子の将来に備え

  5. 【文化時報提供】観音さまのお顔に献灯 神戸・須磨寺で灯明会

  6. 【文化時報提供】浄土宗議員、全員がPCR検査