真宗山元派 本山 證誠寺
住所:福井県鯖江市横越町第13号43番地
建立:至徳2年
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【お寺からのご案内】
親鸞聖人が承元元年2月、念仏停止の事に連座せられ、越後の国、国府(現在の直江津)へ御流罪の身として御下向の途中、越前の国、山元の庄(現在の鯖江陸軍墓地)に於て親しく教を垂れられましたが、是れが当本山證誠寺開山の基であります。その、聖人の教化を受けた有縁の人々も長く御在留を願う術もなく、集まる者みな涙ながらに御見送り申し上げました。その後建暦元年11月、聖人勅免を蒙らせられ、それから二十有余年間、北陸及び関東の地方を御巡化になり、嘉禎元年上洛せられました。その事を知った越前の同行が代表を選び、聖人の此の山元の庄に御下向下さいます事を願い出ましたが、時に聖人はすでに御年63才の御老体になられましたので、その懇請をお受けになり難く、御自身の御影と併せて御真筆の御名号など数品を御子善鸞上人に御附属になり「我に代りて山元の庄に行化せよ」とて、上人を差遣はせれました。併し乍ら第二世善鸞上人は諸国遊化の御志厚く、その嫡男浄如上人を後に残されて旅路に向かわれました。
第三世浄如上人は若年にして上洛、御祖父親鸞聖人に常随親化を受けられ、聖人が弘長2年11月28日御年90才にて御遷化に相成りますと、御分骨を奉持して山元の庄に帰住し、聖人の御意旨を継いで真宗の教法弘通に専念せられました処、四囲の道俗その教化に浴する者日に多く、此の事畏くも天聴に達し、嘉元 2年8月2日、後二条天皇勅して参内せしめ、拝謁を賜い、御宸筆の「山元山護念院證誠寺」の勅額及び勅願所の御宣下を蒙りました。降って第9世善充上人明応8年9月23日先規にならって参内、天機を奉伺して、上人号を勅許せられましたが、当時は恰も応仁、文明の乱の後にて皇居の哀頽甚しきを憂ひ、御修理費を献上致され、後土御門天皇叡感斜ならず拝謁を賜ひ、当本山の寺暦並びに功績を嘉賞し給い、「真宗之源親鸞嫡家」の綸旨並びに菊桐の御紋章等を御下賜に相成りました。斯の如く本宗の血脉嫡流として連綿相継ぎ二十五世を経ております。
お寺基本情報
寺院名 | 真宗山元派 本山 證誠寺 |
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しんしゅうやまもとは ほんざん しょうじょうじ | |
山号 | 護念院山元山 |
宗派 | 浄土真宗(真宗山元派) |
建立 | 至徳2年 |
住所 | 福井県鯖江市横越町第13号43番地 |
TEL | 0778-51-0636 |
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