トップページ > 記事一覧 > 体験の記事一覧 > 全国発!宿坊型ホテル”和空”

全国発!宿坊型ホテル”和空”

2017/04/13

インバウンド向け宿坊ホテル

全国発!宿坊型ホテル”和空” 2017年4月11日(火)大阪府大阪市天王寺区にある下寺町に外国人向けの国内発インバウンド向けホテルのプレオープン記者会見が行われた。この記者会見に訪れたマスコミ各社30社近くである。近年、日本の社会問題である少子高齢化や核家族化によって将来的に寺院の維持運営は困難となっていく一方である。また、墓じまいや檀家離れということもあり、その影響で無住寺が増加しており、全国77000ヶ寺のうち20000ヶ寺が住職不在となっている。今後10年ごとに1万ヶ寺ずつ廃寺になることが予想されている。
 都市部にある寺院に関しても、最近は「供養心」の薄れから回忌法事の減少、早期切り上げにより、仏事自体が減り、 各寺院の布施収入が激減している。お寺を維持運営していくためには人を集め仏事を伝えていかなければならない。しかし、お寺には集客のノウハウがない状況だ。そこで、定期的に観光客が訪れる宿坊ホテルが開設されることは、日本の仏教文化を伝導したかったお寺にとって、生きている者、 特に若い世代への布教活動も可能となり、定期的な収入の確保、 地域活性化も予想されるので、和空プロジェクト下寺町宿坊ホテルは 未来の寺院維持運営の希望の光、全国初のモデルケースである。
現在、若者の信仰心がなくなりつつあり、宗教離れが日本の課題でもある。「信仰」、つまり「供養心」とは「共に人の心を養うこと」を云う。戦前の日本は村社会であり、村の中にお寺と本家や分家があったが、終戦後、核家族化で村から人が離れ、バラバラに住むようになり、仏事が薄れたことが原因である。最近はネット社会により、古き良き日本の仏教文化を残していくためには、寺院僧侶が立ち上がり、企業とコラボしていくことが伝統文化を残す1つの方法でもある。たとえ観光であったとしても手を合わせることが、その人の未来の心の記憶に残るのではないか?
この寺院再生を目的とした宿坊プロジェクトは天王寺区下寺町に限らず、 今後、全国10棟を展開する予定とのことだ。そうなれば地域の活性化にもなり、仏教興隆にも繋がる。
「信仰」と「観光」は相対する事柄として賛否両論あり、受入体制を 思考錯誤していかないといけないが、文化体験アクティビティが 同入和合することにより、失ってはいけない「信仰心」・「供養心」も 観光事業を通して次世代へ引き継がれることを期待する。
このエントリーをはてなブックマークに追加
体験 設備